2019年に大塚製薬から飲酒量低減薬であるナルメフェン（セリンクロ）が上市されましたが、これまでは、重度アルコール依存症入院医療管理加算を算定するための講習を受けた医師しか処方ができませんでした。
外来で使用するのに、重度アルコール依存症入院のための講習会が要件になってしまっていたのは、種々の事情によるものでしたが、そもそも患者ターゲットが異なった研修会なので、要件は是正されるものと考えられてきました。
そして、ついに2021年11月12日、日本肝臓学会では「アルコール依存症の診断と治療に関する e ラーニング研修」の配信が始まりました。これにより、一般科の先生にも要件を満たしやすくなり、かかりつけ医レベルでも減酒治療が行ってもらいやすくなるだろうと期待しています。

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