新年あけましておめでとうございます。

４年越しになったコロナ禍の辛抱は、どんな形で終焉するのでしょうか。
少しずつみんなが明るく前向きになったとき、アルコールは我々人間にどんな影響を与えるでしょう。
新聞に「来春コロナが５類へ」という見出しを見つけるだけで、何匹もの「アル虫」が続々と目を覚まし、ムズムズ、ザワザワと身体の内側を這い出しています。

アルコールを飲んできた私たちの身体には、些細な変化に反応する魔物が住んでいます。小さな反応は、瞬く間に大きなエネルギーと化し、自分でも扱いきれない爆発力を持った衝動へと姿を変えてゆきます。

私たちの体内に宿りかけた衝動という巨大なエネルギーをぶつける先は、それを優しく包み込んでくれる自助グループです。社会全体が浮足始めるとき、判断を誤って異なる方向へ突っ走らないよう気をつけたいものです。

アルコール健康障害対策基本法から10年の今年。一人の酒害者も残さず、皆様にとって幸多き一年になりますよう祈念しております。

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