2026/09/14 01:54

北海道にIR誘致をする活動に反対の意を表明します

我々一般社団法人北海道断酒連合会は現在北海道で進行および検討されている統合型リゾート(IR)の誘致活動に対し、明確に反対の意を表明致します。
当会は、依存症からの回復を目指す当事者とその家族が互いに支え合い尊重し合って、依存症被害の防止や啓発活動に取り組んでいる団体です。日々の依存症の苦しみや家族の崩壊に対峙している立場から、カジノを含むIRの誘致が地域社会にもたらす多大な影響について深い懸念を抱いております。依存症はとても恐ろしい病気です。やめたくても自分の意志ではやめられずに、その依存が止まったとしてもほかの依存に移行してしまう事を繰り返します。(ギャンブル→アルコール→薬物)

今回の反対表明に至った理由は以下の通りです。
1, ギャンブル依存症の増加及び既存依存症の悪化懸念
    大型カジノ施設の誘致は、新たなギャンブル依存症患者を創出するだけではなく、既存の依存症当事者の回復を著しく阻害します。依存症は個人の意思の問題ではなく脳の病気であり、機会や環境の拡大が罹患率を高めることは明らかです。
2, 地域住民の生活環境・福祉への深刻な影響
    依存症の深刻化は、借金・貧困・家庭内暴力・家庭崩壊、さらには自殺や犯罪の増加といった多岐にわたる社会的損失を発生させます。(例えばアルコール依存症による社会的損失は4兆2千億円とも言われています)経済効果の裏で犠牲となる道民の生活や福祉の低下は、決して見過ごすことはできません。
3, 依存症対策・支援体制の不十分さ
    現在提案されている依存症対策や予防策は極めて限定的であり、増大する被害に対応するには不十分です。依存症対策の現場を担う医療・保健・当事者団体のリソースが圧倒的に不足している現状において、カジノ開設は無謀と言わざるを得ません。

私たちは、真の地域活性化とは、住民が安心して穏やかに暮らせる社会基盤の上に成り立つものと考
えます。ギャンブルによる不幸や犠牲の上に成り立つ経済的効果を認めることはできません。カジノは
全世界の富裕層をお客様としてターゲットにしたものです、ですが北海道には豊かで神秘的な自然と、
豊かな食べ物があります。カジノに頼らなくても十分に世界にアピールでき、お客様を呼べる土地で
す。

一般社団法人北海道断酒連合会は、道民の生命・健康、そして平安な生活を守るため、北海道での
IR誘致に強く反対し、撤回を求めます。

令和8年8月24日

発信者:一般社団法人北海道断酒連合会

会員・家族一同

理事長:髙橋榮樹

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